オプションを評価するということ

オプション評価モデルとしての2項モデルとか,ブラック・ショールズ式を使ったモデルという言い方をしますが,そもそも「オプションを評価する」というのは,どういうことかについて。

ここで「オプション」取引というのは,あるものを売る権利あるいは買う権利を取引することです。

売る権利|プット・オプション
買う権利|コール・オプション

日常わたしたちが行っている取引と同じで,買う人がいれば売る人がいます。
逆に言えば,売る人がいて,買う人がいなければ取引は成立しません。

そして,経済学(部分均衡分析)によれば,取引は需要と供給が一致したときに成立します。

オプション取引についても同じことが言えます。
オプション(ある権利)を買いたい人がいて,それを売りたい人がいる場合で,両者の均衡が実現するときに取引(オプションの売買)が成立します。

均衡が実現するというのは,価格と数量が一致する場合をいいますが,
「オプションを評価する」という場合はもっぱら価格をターゲットにしています。

つまり,「オプションを評価する」というのは,オプションを取引(売買)するときの,価格を評価・決定することになります。

もっとも,日常わたしたちが行っている取引とオプション取引には違いがあって,オプション取引では,オプションの買ったひとが,そのオプション(権利)を行使したりしなかったり(つまりオプションの対象となる資産を売買)して,オプション売買後に損得が生じます。

この「オプション(権利)を行使したりしなかったりする可能性がある」ということが価格決定の要素に含まれます。
そのほかにも,オプション(権利)を行使する(できる)までの時間の長さや,オプション(権利)を行使する対象資産(株式や債券)のもつ性質などを価格決定の要素に含めます。
こういう複雑に絡み合う諸要素を整理して,(経済)合理的なオプション価格を算定する方法として,ブラック・ショールズ式を使った方法や,2項モデルといわれる方法などがあるのです。

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